コラム

個人名義クレジットカードで経費を支払うなと注意の手紙

法人カード コラム

法人化後も個人名義のカード利用は可能

個人事業主→法人化した後も、個人事業主時代から使っていた個人名義のカードは継続して使っています。

税理士からも、税務上それで問題ないことも確認していますし、実際に他の法人成りした社長さんも、多くの人が同じということです。

ちなみに、個人名義のカードを使うことは、そのカードで「プライベートの支払い」と「仕事用の支払い」が混ざることがありますが、これも問題はないということです

カード利用明細書のコピーを税理士に送る時、プライベートの支払い部分には、斜め線を引いてから渡すようにしています。

ちなみに、利用明細書をチェックするのも最近は面倒なので、同じ個人名義のカードでも、

カードA → 完全にプライベート用

カードB → 個人名義の支払いだが経費にできる支払い用(電気代など)

のように分けて使っています。

こうすることにより、カードBの利用明細書の中に、プライベートの利用があるかのチェックをする手間がなくなりました

某カード会社から勧告の手紙

法人化してから2-3年後、ある日突然、某カード会社から一通の手紙が届きました。内容は

「個人名義のカードで、事業費の支払いが見受けられます。個人名義のカードは生活費だけの決済に使用してください。事業費決済には法人カードを別途申し込んでください」

という手紙です。

何度か、法人名義の支払いを、前から持っていた個人名義のカードでしたのですが、それがまずかったのでしょうか、上記のような忠告の手紙が届きました。

このまま個人名義のカードを、法人関連の支払いに使用し続けて、強制解約させられるのも嫌だったので、法人税など、明らかに法人関連の支払いには、個人名義のカードを使うのはやめました。

按分しているものは個人名義のカードでOK

詳細が曖昧なままカードを使い続けるのも嫌だったので、手紙が来たカード会社に

「自宅の電気代や携帯代などの、一部分だけを会社用の経費にしているのですが、その場合は、個人名義のカードで支払い続けてもいいですか?」

と聞いてみたところ、「それは問題なし」との回答だったので一安心です。

個人名義のものを、一部は個人使用、一部は事業使用であれば、それを法人名義にするわけにもいかないので、個人名義のカードを使っても問題ないようです

法人カード1枚だけは持っておこう

事業内容によっては、完全に法人名義になっている支払いも避けられない方もいるでしょう。

そのような場合に備えて、法人カードは最低1枚は持っておいたほうが無難です。私も年会費無料の法人カードを1枚だけ保有しています。

ちなみに、法人名義のカードだと、全ての支払いはもちろん会社の経費なので、明細書のコピーを税理士に渡すだけなので非常に楽です

逆に、個人名義のカードには、一部プライベートの支払いも混ざっているので、プライベートの部分には線を引いたり余計な作業が増えるのが少し面倒です(個人名義のカードでも経費専用にしている場合を除く)。

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